ひのき とは

太古の昔から使用されてきた、日本を代表する歴史ある木。

日本とヒノキ

日本神話のなかで語られている、こんな言い伝えがあります。

スサノヲノミコトは、体の毛を抜いて木をつくりました。髭からスギ,眉毛からクスノキ、胸の毛からヒノキ,尻の毛からマキをつくりました。「スギとクスノキは船に、ヒノキは宮殿の材料にし、マキは人々の棺桶の材料に使いなさい」と言いました。

ヒノキはもともとスサノオノミコトの胸の毛だったのですね。

この言い伝えは、木の用途として実に的確で、それぞれの木の特性がよく理解され、理にかなった使い方になっています。

日本人が太古の昔から、木の特性を充分に理解して使用していたことの証であると言えます。

歴史の証人、ヒノキ。

ではなぜ太古の昔から、重要な宮殿や仏閣にひのきは使用され続けてきたのでしょうか。

それはヒノキの最大の特徴である「伐採された後からより強くなる」という特質によります。

ヒノキは伐採された後、200~300年かけて元の強さから20~30%ほど強くなり、それから1000年かけて徐々に元の強さに戻ります。つまり1300年後も強さが変わらないということです。

現存する世界最古の木造建築物「法隆寺」にも、ヒノキが使用されています。

鉄やコンクリート、プラスチックならば、できたときから強度は弱くなり続け、100年ももたないとされています。

心癒される香り

そして香りも特徴的です。ヒノキはとてもいい香りがします。香りの成分となるフィトンチッドは人にリラックス効果を与えるとともに、害虫を寄せ付けにくくする効果があります。木の大敵であるシロアリなどの害虫に強いのです。

日本を代表する木

白くおとなしい木目、綺麗に磨けば輝きを放つ表面は、日本らしい美しさであると思います。 日本を代表する素晴らしい良材と言えるでしょう。